どうもNaokingです
今日は、午前中のミーティングが1つだけという事もあり、朝の隙間時間でブログの更新をしてます。
最近、ずっと頭を使ってます。ずっとぐるぐる回ってる気がする。
でも仕事に身が入りません。
う~ん、定期的に来るこの倦怠期なんとかならんのかね・・
という事で今日のテーマはこちら
【ビジネス】あなたはニュータイプになれるのか?日本が低迷する6つの理由?
ちょっと重めのテーマです。
私が社会人になったころだと『失われた10年』という言葉をよく聞きました。
それが20年になり、とうとう30年間、日本は成長していない国になりました
私たちが思っている以上に海外の方は日本に対する興味を失っていると思っています。
ただ私たちがその事実を理解しておらず、上がらない給料や物価に違和感も覚えていません。
何故そうなったのか、そして今後どうなっていかないといけないのか
そんなテーマを少し共有できればと思います
人材のアップデートが必要
まず結論になってしまいますが、私たち自身が既にオールドスタイルになっている事に気付く必要があります。
私が社会人をスタートした時、PCのOSの最新版はXPでした
XP⇒VISTA⇒7⇒8⇒10そしてもうすぐ11とWindowsですら5回のアップデートを繰り返しています。
では私たちは何が変わったのでしょうか?
コロナの影響もあり、職場環境は多少なりとも変わってきていますが、劇的な変化というのを感じる機会はありません。
これは生活環境は変わったにも関わらず労働スタイルが変わっていない事に起因しているのだと思います
現状を知るうえで6つのポイントを意識すると何故変わっていないのかをより感じていただく事が出来ます
①飽和するものと枯渇する意味
私が小さな子供だった時代より少し前。
家族の三種の神器と言えば、テレビ 洗濯機 冷蔵庫でした。
では今、これを持っていない家庭はあるでしょうか?
独身独り暮らしの方でも、このすべてを持っていますし(ミニマリスト的にTVを持たないとかはありますが)この3つを買うために一生懸命仕事をする・・なんて事はありません。
つまり過去親の世代が憧れていたモノは全て持っていますし、それ以上にモノにあふれています。
供給が圧倒的に多い時代になり、そのモノに対する意味を持たなくなってきています。
ただ企業はモノを売っていかなければなりません。
細かなマイナーチェンジを繰り返し、価値のないものへのリニューアルを提案してきているのが今の状況なのです
②問題の希少性と正解のコモデティ化
これもとても大きな問題です。
本来、仕事というのは、お客様に課題があり、その課題を解決してあげる事により報酬としてお金を受け取ります。
モノがなかった時代では洗濯機を買えば、ボタン一つで洗濯の時間に作業をしなくてよくなる
冷蔵庫を買えばまとめ購入しても食材が腐らず新鮮なままで保管できる
その時の困りごとをモノが解決してくれていました
ただモノにあふれ、既にその機能に対する課題がなくなっている状況の中で経済を回すために、モノを売らないといけない状況になっています。
そして、課題に対する解答は、その解答を提供できる人に依存するのではなく、既に誰でも解決できる問題になっています。
私も数年前にビジネスコンサルから転職できたエンジニアにこんな質問をしたことがあります
『ビジネスの決定を早くすることが成功のカギ、そのためには情報を素早く把握する必要がある、その為には経営パイロットの仕組みを導入する必要がありERPを検討しましょう。海外展開を考えるとSAPを入れるのが最適解です』
どうせこんなアプローチに落ち着くのに、どうして企業の経営者は、ビジネスコンサルに多額のお金を支払うんでしょうか?
私はコンサル会社で働いたことが無いので、もっと色々と分析をされてそこに落ち着いているのかもしれませんが、結局実施するIT化はERPを入れる
その場合は、SAPというSWを入れるべき。
その導入支援もするので数億円ください・・・
こんな結論しか見た事がありません。
もう最初のページの顧客名変えるだけで数十億円もらえるって楽じゃね・・ぐらいに思ったりしました。
この例えは(ストーリラインは間違っているかもしれませんが)回答のコモデティそのものかと思います
③くそ仕事の蔓延
本来であれば、人間が行う仕事が減るという事はとても良い事です。
何故なら、課題を減らすことをテーマとして仕事というものが存在しているからです
課題が減る⇒仕事が無くなる⇒働かなくてもよい
これがあるべき正解のルートです。
30年前と比較して、本来はニートは増えるべきなんです。だって世の中から課題がなくなってるんだもん
ただ30年前から仕事の量は変わっていません
むしろ増えているという状況でしょうか?
ただこれが資本主義において企業が成長する事(売り上げを増やす事)にフォーカスしているが故に、自ら課題解決のための仕事をするのではなく、企業が儲かる為の仕事にフォーカスしている為、世の中にとって何のメリットもない自分たちだけの為の仕事を増やしている状況なのです。
あなたが提案しているその商品、世の中のためになってますか??
④社会のVUCA化
VUCAとは4つの言葉の頭文字を使って作った造語です
1. Volatility(変動性) 2. Uncertainty(不確実性) 3. Complexity(複雑性) 4. Ambiguity(曖昧性)
1990年代にアメリカではじめてつかわれた言葉なのですが、現代のカオス化した経済環境を指す言葉として最近よく使われるようになりました
このVUCAによって、これまで良いとされていた事に価値がなくなってきています
その良いとされてきた3つの事がらは以下です
-経験
皆さんもご存知の通り、トレンドはものすごい速さで変わってきています。
ただ社会人生活においては過去、一所懸命という言葉が重宝されてきました。
字の通り1つところで懸命に頑張る事を言います。
ただその経験を継続的に活用できるほど時代は待ってくれなくなってしまっているのです
-予測
これは意外に思えるかと思います。ビックデータという言葉が数年前にトレンド化していました。このデータを使ってAI分析をして新しいビジネスを作っていく
こんなモチベーションは今でも続いています。
例えば企業の中期計画などを考えてみてください。
3年前の考え方がそのまま実行計画として価値を生み出す事が出来るでしょうか?
コントロール出来ない事ですが、COVIDなどの影響により、プランを変えた企業も多くあったかと思います。
不確実性の世の中において、この予測する事、事態も価値を失いつつあります
-最適化
皆さん仕事の効率を上げるために効率化を図ってませんか?
実はこれも同じく価値を失います。
何故なら効率化が完了したころにはそのニーズが終わっている可能性が非常に高いからです。
その為、効率化を図る前に、柔軟性をもって変わる事を求められてきます
⑤スケールメリットの消失
皆さんの行動を振り返ってみてください
最も多くの時間を費やしている事って何ですか?
多くの方がデジタルに時間を割いているのではないでしょうか?
これによりメディアの考え方も変わりました。
以前はTVの広告をブロードにただ流すことがビジネスを考える上でのマーケティング施策になっていました。
結果大きな企業、お金のある企業がこのポジションを確固たるものにしてきました。
ただ現在では完全に個別最適化されており、個人に対するダイレクトマーケティングが主流となっています。
この私のブログを読んでいるあなたのサイトに載っている広告は私の見ている広告とは異なります。
大きな広告は意味をなさなくなっているのです
⑥寿命の高齢化と企業の短命化
ライフシフトというベストセラーでも書かれている通り、人類の寿命は長くなりました。
1960年代のアメリカ S&P500にリストされた企業の企業寿命は60年と言われていました。
つまり1社で働くと企業寿命のほうがあなたの社会人寿命より長かったのです
ただ現在企業の寿命は20年と言われています。
人の寿命は長くなり人によっては80歳ぐらいまで仕事をし続けます。
企業寿命の3倍ほど社会人寿命が長い計算になります。
結果、一つのところでは自分の人生を賄いきれない時代になってきているのです。
にも拘らず、その場にい続けようする日本人の文化的性格は時代錯誤になっているという事です。
まとめ
今回日本がなぜ低迷しつづけるのかを6つのトレンドをベースにお伝えしました。
1970年にアメリカでジャパン アズ No1という本が大ヒットしたようです。
このころの日本は高度経済成長期でイケイケだった時代かと思います。
日本人を働きバチと例えている時代もありました。(今もかも・・)
では何故日本は、No1になれたのでしょうか?
戦後の日本は世界にあこがれをもって、自分たちも英国人のような優雅な暮らしや米国人のような消費大国になりたいと努力してきたのだと思います。
このトレンドにもあった通り、当時の日本は課題で溢れていました。
そしてその解決策はモノという形で存在していました。
既に答えを持っていた先進国を模倣して真似をし続け品質という形でモノに価値を与え続けた結果、その先進国を抜く勢いで日本は成長したのだと思います。
ただここで問題が起きます
日本が裕福になればなるほど、課題は減っていきます。
ただ日本人は既に欧米人が出しか課題を模倣してきて成長しているので根本的に課題を解決する力や、そもそも課題を見つけ出す力に対する経験がありませんでした。
結果、失われた30年を過ごす事になったのではないかと思います。
その為、私たちはアップデートを求められています。
課題に気付く力を身につけなければなりません。
それについてはまた次回ブログにまとめようかと思います。
いつものように今回もある図書のまとめです。
今回参考にさせてもらった本はこちら
因みに今回のまとめは1章部分のみです。
いや~また良い本に巡り合えた気がする
ではまた!!