関西で働く外資系IT企業(GAFAM)サラリーマンのあれこれ

関西圏で働いていて感じたことを発信していきます。主に副業や投資、外資系への転職(各社に転職した友人の採用までの方法等)・・英語や筋トレ そして仕事での成功体験など皆さんに有益な情報を発信できればと思っています

【転職】他業界からIT業界への軸ずらし転職で実施(意識)すべき2つの事

どうもNaokingです

12月も残り半月となりました。

時間がたつのは早いですね。

皆さんは2021年スタート時に立てた目標は達成できたでしょうか?

私は・・・まぁまずまずかな

 

ただこの1年で多くの本を読み、悩まれている方に対して自分なりのアドバイスを多くしてきたので、以前に比べると(良い意味で)良くなったねと友人からフィードバックを受ける事が増えました。

やはり朝活を継続して毎日成長を心掛ける事はとても良い事ですね

 

という事で今日のテーマはこちら

 

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【転職】他業界からIT業界への軸ずらし転職で意識すべき2つの事

今年からオンラインサロンであるリベシティというところで主に転職チャットと営業部チャットという2つのチャットで極力GIVERとして情報を提供しようと決めて活動をしてきました。

 

実は転職って、自分という商品を売り込む営業であることに改めて気づきまして2回にわたりこのオンラインサロンで共有した私の持論をはてな側でもお伝えしようと思いました。

 

来年こそは!!というテーマの中に

『より良い労働環境出会働く』『より良い給料をもらい生活を豊かにする』

こんなモチベーションの方もいらっしゃるかと思います。

 

そういった方の選択としてIT業界は一つの選択肢かなと思いますので、少し長くなりますが最後まで読んでいただけると幸いです

※今回のテーマではIT業界に軸ずらし転職で営業の方がどのようにアプローチをすべきかにフォーカスをしています

 

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すべき事その1 事前準備 あなたの武器になる印籠を作ろう

まず大事になってくるのはあなたにとっての武器『印籠』です。

水戸黄門を思い出していただければと思いますが、どんなに窮地に至っても最後に印籠が出てくると、周りの人間が頭をさげて従います。

 

そういったあなたが魅力的に見える切り札を準備する事が軸ずらし転職では必要になってきます。

 

まず転職を検討した際にはリクルートマイナビなどエージェントへの登録が必要になります(企業のHRからダイレクトリクエストも出来なくはないですが、基本的には転職エージェントを使いましょう)

 

ただ相手は人事関連のプロです。

 

四六時中、募集してくる人の実績をみて

求人をされている企業にその人を売り込みます。

 

今回は軸ずらしとなるのであなたの業界での実績を上手く使う事は出来ません。

 

未経験者というスタートラインからの出発になります。

 

結果、職務経歴書には

 

・コミュニケーション能力が高いです!!

・フットワークがありプロジェクトを遂行する能力を持っています!!

 

こんな自己PRが並びます。

 

あなたが逆の立場だった時に、このよく見るワードをみてあなたの職務経歴書を読むでしょうか?

 

答えはNoです。

 

つまりこのスルーされる状況を変える必要があります。

 

相手に『おっ!!』となっていただく必要があるわけです。

 

でも、私、大した実績がないです・・Onz

って方、大丈夫です。

そこで使えるのが仮想実績を作るという事です。

 

www.it-west.work

 

仮想実績についてはかなり前にも触れていますので興味があれば過去の記事を是非読んでみてください

 

分かりやすい例えで言うと

 

TOIEC850点って相手に伝えると相手はすごく英語が出来る人だと錯覚します。

(実際TOIEC850点はネイティブからすると国語で小学校3年生の問題が解けているレベルです)

 

でも優秀な人なんだろうな・・仕事が出来るんだろうな・・

どおりでスーツにベストを着たスタイルが決まってるわけだ(笑)と思いますよね。

 

こんな感じでキャリアコンサルタントさんや相手先の人事の方に錯覚いただく事が大事です。

 

IT業界に求められる印籠は何か?

ではIT業界の印籠とは何を言うのでしょうか?

それが今のITトレンドに即した営業資格です。

 

これを事前に取っておけば、あなたは3つの強みを持った営業となります

 

・他業種の知見を持った営業

・トレンドを理解している(と錯覚させる)営業

・自己PRで伝えている強みを持った営業

 

これはLinedinのカントリーマネージャである村上さんの言葉を借りると自分に複数のタグをつけると言います

 

因みに村上さんの著書 転職2.0については過去記事でも触れています。

www.it-west.work

 

では何の資格を取っておけばいいのでしょうか?

それはこの2つです

aws.amazon.com

docs.microsoft.com

 

メガクラウドベンダーのセールス資格となります。

 

本来であればここのGoogle Cloud Platformの資格もあれば最強かなと思うのですが、Googleさんは現在営業資格というものを発行していませんのでこの2つに絞りました。

 

既にCloudサービスは社会インフラになっています。

ちょうど先日AWSに障害が起きてニンテンドーオンラインやDisney+がつながらない等のトラブルがありましたが、皆さんが日々お使いのサービスの後ろではこのようなプラットフォームが稼働しているのです。

 

その資格をもっている営業さんは魅力的に見えませんか?

 

難しいんじゃないの?とお考えの方。

正直Cloudの基礎は誰もが知っておくべき知識であり、そして入門編なのでこの2つは少しの勉強でどなたでもチャレンジできるレベルです。

 

にも拘らず、IT業界の中でも持っている人はそこまで多くはありません。

(特に営業系の資格は提案に必須では無いので資格の重要性は強くありません)

 

だからこそインパクトを与える印籠にもなります(TOEICの原理)

 

この辺の本を読んで、HPにある無償のトレーニングを数週間受ければおそらく多くの方が試験には受かるでしょう。

その程度で、IT業界への転職の確度がぐっと上がるのです。

 

素敵じゃないですか?

 

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すべき事その2 入口戦略を考えよう

印籠が準備出来たら今度はIT業界の扉を開く必要があります。

 

ただ、IT業界の営業という言葉も一括りにする事が出来ません。

業界の中には様々な営業があります。

 

業界に入れば、年収大幅アップ。1000万円超えました~・・・なんて事はあり得ません

まぁ超絶ブラックで出来高の会社であれば無くはないのですが、求める転職とはことなってくるかと思います。

 

そこで大事になってくるのが入口戦略です。

 

これはあくまで持論なのですが、転職というのは1度経験して終わり・・というものではありません。

 

天職にたどりつく為に、自分の知見や経験をアップデートして転職を繰り返す事が必要です。

 

その為には他業界から来ている分、まずは知見を貯めるステップからしっかりと足腰を鍛え階段を上っていく必要があります。

 

ではIT業界の営業と言うとどういうジャンルがあるでしょうか?

 

ざっくりいうとこんな感じかと思います

 

-ITコンサル会社の営業

-ITメーカの営業

-システムインテグレータの営業

-ディストリビュータの営業

 

例えばシステムインテグレータを細分化すると、その会社の保守チームや開発、BPOと呼ばれる人だしなど担当職種はかなり広がりますがそこを加味していくと、とても深い話になるのであえて触れません。

 

既に印籠も準備出来たので狙うべきは、ITコンサルでしょうか?それともITメーカ?

 

いいえ違います。

 

入口戦略としてはITディストリビュータ(商社)等から業界に入る事をお勧めします。

 

あれ?知見(印籠)の持ち腐れじゃないの??と思われるかといるかと思いますが、

コンサルやITメーカに入ってしまうと化けの皮がはがれる可能性が高いです。

 

何故なら、コンサルやメーカはその業界に必要なIT用語やサービスを熟知した状況でお客様と対峙します。

 

例えば私の日常的な提案だとこんな感じ

 

今回、皆様がお使いのCADシステムだけでなくPLMやPDMの仕組みをCloudを使ってサービスをご提供する事が今後のお客様の価値につながると思います。

 

今までであれば現場に赴いて作業をする必要がありましたが、Cloud VDIの仕組みを使う事によっていつでもどこからでもアクセスが可能です。

 

またPLMなどをCloud化する事により、グローバルでの接続も弊社バックボーンの通信網を使う事でセキュリティを担保したまま利用が可能ですのでコラボレーションや生産性向上につながります

 

そしてERPの仕組みなどもAPIを使って連携する事により、経営層はリアルタイムに経営判断が出来るDWHを利用する事が可能となります

 

さてどうでしょうか?

 

皆さんはこのような会話を直ぐに出来るでしょうか?

これはあえて難しくしているのではなく、その業界の方々とIT用語を交えて会話している例ですのでこれが日常的に行われている提案の会話になります。

 

化けの皮がはがれるというのは、非常に残念ですが言葉のベクトルが合わない為、起きてしまいます。

ソフトウエアやCloudのような無形物を扱うという事はより専門的な会話が必要になります

 

まぁ私が医薬などの他業界の営業になっても同じ問題が起きると思いますし、これはリアルな経験と知見がモノを言ってしまうからですので仕方がない事なんです。

 

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ITの業界にはOSIというレイヤーがるのですがCloudなどのアプリケーションはその最上位層の7階層目にいます

 

このレイヤーでは業務の知識と製品の知識の2軸があってお客様との会話が成り立ちます。

ITスキルセットが無い方からすると結構ハードル高いです。

 

そこでお勧めするのがレイヤーで見ると1-3階層も取り扱うディストリビュータからのスタートをお勧めしているのです。

 

インターネットの接続するためのルータやその配線などITに関わる製品を取り扱いお客様に販売するお仕事です。

 

既にシステムインテグレータさんが上記の例えの会話を終わらせてくれているので、どちらかというと要望に合わせた製品をチョイスしてくる仕事になります

 

その為、ITスキルセットを身に付けつつ、今までの営業スタイルを生かせそうですよね。

 

そして何より、このディストリビュータであればお持ちの印籠を持っている営業は限りなく少ないでしょう

あなたは入社時にトレンドを理解した会社の『TopXX』になっているかもしれません

 

ただデメリットというか覚悟が必要な事があります

 

ディストリビュータのお仕事は物凄くTo Doが多いので大変忙しい職場環境の会社が多いです。

その為、あくまでステップアップ(入口戦略)として使いましょう。

忙しいが故に離職率も少し高めです。

逆に言うと募集も多く、そこでスキルをつけてSIやもしくはコンサルに入る。

このような形で広い門下で門をくぐりその業界を駆け上がる

そんな戦略が使いやすい業種でもあります

あなたは既に印籠をお持ちなので多少のはったりも通じます。

戦略的に業界を歩きましょう

 

協力してくれるキャリアコンサルを選ぼう

では事前準備と入口戦略が出来上がったところで

最後にキャリアコンサル会社にエントリーをしましょう。

 

ただエージェントを登録する際には最低でも2社以上にエントリーしてください

 

お持ちの案件やエージェントさんとのフィーリング等、自分ではコントロールする事が出来ないポイントで残念な結果になる可能性があるからです

 

圧倒的におすすめはこちらです

JACさんはリベラルアーツ大学などでもお勧めされている転職エージェントさんです

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リベ大からお勧めされて以降正直、エントリー数がすごいようで実は結構ご紹介できる案件がないとお断りされた人も多いようです。

需要と供給のバランスって難しいですね

 

2社目はこちらの会社

独自案件をお持ちなのとITコンサルさんに強いので初回の入口戦略とは異なるように思われるかもしれません。

ただ大事なのはマーケットを知っておく事です。

 

そしてあなたのゴールはIT業界で納得のいく給料をもらう事ですよね。

過去の記事でも書いてますがIT業界の中でコンサル会社のお給料はやはり高いです。

www.it-west.work

 

業界を知る、マーケットの状況を知る、そして今足りない知見を知る。

 

その為にはこのようなコンサル会社が得意な会社もセカンドオピニオンに持っておいて常にパートナーとして情報交換をする事をお勧めいます

 

JACさんやAXISさんは少しハードルが高いという方はシンプルですが以下の2社からスタートするのもよいかと思います

 

 

 

最後に給料をバグらせるには外資系へのチャレンジも意識しておく必要があります

JACさんなども多くの外資系の案件をお持ちですが、突起したキャリアコンサルタントを抱えておくとより安心ではないでしょうか?

以下の会社が外資系を主に扱っていらっしゃいます。

これぐらいをおさえておけば、IT業界での転職戦略の情報はキャッチアップが出来ると思います

 

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まとめ

今回は、IT業界への軸ずらし転職についてお伝えしました。

非常に長い話ですがまとめると2つ+αとなります

 

-人事やコンサルタントが錯覚する印籠を準備して入口に入る準備を使用

-入口は広く、そして狭い道を印籠を活用して駆け上がろう

-+αは最低2つ以上のコンサルタントに登録しあなたのビジネスパートナを作ろう(転職は複数回実施する事になるので、このパートナ探しはとても大事です)

 

因みに私も基本2社のコンサルタントさんとLinkeinでコンタクトしてくる人事部門の方や外資コンサルタントとコミュニケーションをとって情報をアップデートしています

 

今回はとても長い記事になりましたが、軸ずらし転職をお考えの誰かの参考になれば幸いです

 

ではまた!!