どうもNaokingです
少し時間が経ちましたが、前回のブログの後半部分を書いていきます
【経営】両利きの経営 後編
前回の記事
こちらに前編を書いております
組織文化
生き残れない企業とはどんな企業でしょうか?
それは企業文化がロックインされている会社です
ロックインとは市場の脅威が明らかになっても文化変化が出来ず新たな市場に対応できない事を言います
例えばマイクロソフト
過去は個人的、政治的失敗を恐れる文化でした
そこからリスクを取る事を称賛し失敗を受け入れる文化に変えました
文化は不変ではなくリーダが変える事が出来ます
戦略を実行する絵で重要であり戦略が変われば文化が変わる
こう考える事が大事です
そもそもリーダの仕事とは重要な事や取るべき行動を従業員に伝える事です
その為には以下の5つのメカニズムが大事にあんります
①リーダの言動:同じメッセージを聞き飽きるまで繰り返す意識が大事
②社会活動やセレモニーへの参加:内的報酬と外的報酬を重要視して承認を得る事が大事
③ストーリを用いたシグナル:文化の模範となる社員を紹介するなどストーリを意識する
④入念な報酬制度:誠意をもって授与すれば、文化面の強化に役立ちます
⑤整合瀬野取れた人事制度:文化的行動をする人を意図的に昇進させる
両利きの強み
①探索ユニットが大組織の資産を活用でき競合優位性につながる事が出来る
②上層部がそれぞれ支援する事で、新規事業と成熟事業との接点をしっかり管理し避けられない対立を解決する
③探索ユニットを大組織から分離する
両利きの経営を考えた際には既存の強みと新たな探索が大事になりますが、どうしても同じ組織内に存在していると既存の売り上げを上げるチームの立場が強くなるなど、探索組織におけるプレッシャーが厳しくなってきます。
リーダの洞察力や行動力がこの課題を変える事が出来る唯一の方法です
イノベーションの3つの規律
-アイディエーション
-インキュベーション
-スクリーニング
この3つのプロセスを設計する事が大事
-アイデアを生み出す ➡価値ある形で組織能力活用を見極めます
これにより収益性の高いビジネスに育てる事が出来ます
-アイディエーション 4つのアプローチ
①オープンイノベーション:社会の人の知恵を借りる事です
②コーポレートベンチャーキャピタル:スタートアップのエコシステムを構築します
③デザイン思考:死因の課題を洞察して解決策を生み出します
その為には
共感:顧客の課題を理解する
課題設定:根本原因を深く考え設定する
アイデア発想:ブレストをして悩みの種を考え代替案を生み出す
プロトタイピング:大まかなモノを作る
検証:ユーザと共有しその声に耳を傾ける
この繰り返しをしていく事が大事です
④従業員の積極的参加:ハッカソン等を実施してアイデアを募ります
-インキュベーション
出てきたアイデアを市場で検証する
大手企業におけるリーンスタートアップやMVP(ミニマムバリアブルプロダクト)は有効だがイノベーション劇場で終わるケースが多いので具体的な案まで落とす事が大事
-スクリーニング
大企業の変化が難しい理由としてイノベーションを起こす際に中核事業とカニバルケースがとても多く利益率が低い新しいイノベーションは財務的に継続が難しい
両利きの為の4つの要件
大前提として長期目線が推奨される事を意識しよう
成功事例の4つの共通項
①戦略的意思:どのように誰とどんな価値をどんな利益を継続的にもたらすかが明確である
②経営陣の関与と支援
③両利きのアーキテクチャー:既存ビジネスとの徹底的な分離・評価・予算等もしっかり分ける
④共通のアイデンティティ:ただし芯の部分は既存でも新規でも同じ考え
両利きをドライブさせるリーダシップ都幹部チーム
大事な事は以下の5つ
①心に訴える戦略的抱負
②探索と深化をどこに持たせるかの明確化
③各幹部間はしっかりと向き合う
④ユニット事に異なる基準とリーダシップチームの確立
⑤議論や意思決定に時間をしっかり割く
成功し続ける為には、常に組織の刷新はついて回るものです
より早く学び競合よりより早く形を作れるかの感覚が大事
その為にはこれを常に意識しよう
①業績は成長機会が限られた戦略によるものなのか?
②自社のサービスに戦略移行につながる何かがあるのか?
③中核ビジネスの外部に機会はあるのか?
結局のところイノベーションや戦略一新に最も大事な事はリーダ層の情熱や対話の姿勢、深い関りがキーになる
まとめ
常に以下を問う事を意識しよう
誰かが起こした破壊的イノベーションに対して、どうすれば後手に回らず的確に対応できるのか?
恒久的に続くものは無い、常に変化を見据えて探索と深化を続けていく事が大事
今回2回にわたり書いたメモを纏めました
メモったノートもP5にわたっています。
改めて読み返すと非常にわかりにくい(笑)
難しい本だったと実感します。
ただとても有益な本であることは事実で、自分の会社が今後どうなっていくのか?どうあるべきなのかを考えたい人は手に取ってみてはいかがでしょうか?
ではまた